Blog・Newsインビザラインの進化 CBCT統合機能
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*今回の内容について、インビザライン・システムを使用する一歯科医師の立場における個人的な見解に基づくものであり、必ずしもアライン・テクノロジー社の正式な会社方針を正確に反映するものではありません。また、それらはあくまで一般的な情報提供に過ぎず、本内容について示される臨床情報および推奨される内容を実際に臨床応用されるか否かについてはあくまで担当医個々人の個人的裁量、自判断、責任に委ねられるべきものです。
*今回ご紹介する機能はインビザライン・コンプリヘンシブパッケージ、インビザラインファースト・コンプリヘンシブパッケージ・フェーズ2のみの機能です。
*インビザラインGO、インビザライン・モデレートパッケージ、インビザライン・ライトパッケージでは対応できません。
*ラバー印象ではなく、iTero口腔内スキャナーで取り込んだ口腔内データを使用します。
*一般的なセファロ撮影でなくCBCT撮影を行ないDICOM(ダイコム)出力を行います。
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冒頭の写真で驚かれる方もいらっしゃると思います。よく見ると、歯の頭の「歯冠(しかん)」と歯の根っこの「歯根(しこん)」が骨の中で分かりやすくCGで表現されています。
これは…インビザラインの新しい機能!
クリンチェック・プロ 6. 0 の「CBCT統合機能」がリリースされました!(CBCT…コーンビームCTの略号)
矯正治療において歯根が見易いということは劇的な進化です。個人的な見解にはなりますが、この機能は他社のアライナー矯正や設計に比べ、とても優れた機能のひとつと考えます。
1つの3Dモデルで歯冠・歯根および歯槽骨(しそうこつ)の視覚化が可能になりました。
骨形態、歯根形態、歯根位置、歯根移動量、埋伏歯、など、
リスクの回避 予測実現性の向上 イメージの共有ができるようになり、より根拠を持って設計できるようになりました。
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このことは高い安全性を示しています。
しかし、いくら慎重に配慮しても、治療というものは思いのよらないトラブルの可能性があるのです。
さて、矯正治療のトラブルにはどのようなものが考えられるでしょうか?
1、隣接する歯根の接触
(歯は適切に離れていなければなりません)
2、歯根の骨穿孔、フェネストレーション
(歯根は骨の外に出ることなく、骨内で位置していなければなりません)
3、未萌出歯との位置関係
(親知らずや犬歯・小臼歯などの埋伏歯との位置関係により治療に支障が出てはいけません)
4、歯の根元、歯頚部の露出、骨吸収
(矯正治療による歯の移動で歯の面の露出を抑えることが理想です)
上記の1〜4は矯正治療における術者側の注意点です。正確に歯と骨組織を診断するCTデータをアップロードして取り込む「CBCT統合機能」は精密性、効率性、適切性、信頼性の向上につながり、より安全、より正確に治療を行うことができるのです。
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個人的にはやっとリリースされたか〜と、とても嬉しく思っております。この恩恵は計り知れません。正直、術者である私にも安心材料が増えました。昨年末には聞いていたんではないかな?この機能は。。。
インビザラインによるアライナー矯正は①より安全で、②審美性に優れ、③痛みの少ない矯正治療として、みなさまにお勧めできる治療です。
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インビザライン®(アライナー矯正)
(上下どちらか片顎のみ)□¥407,000- (税込) 定価 ¥370,000-
(上顎・下顎の両顎) □¥528,000- (税込) 定価 ¥480,000-
(上下どちらか片顎のみ) □¥594,000- (税込) 定価 ¥540,000-
(上顎・下顎の両顎) □¥660,000- (税込) 定価:¥600,000-
(上顎・下顎の両顎) □¥849,000- (税込) 定価:¥770,000-
事前検査①:セファロ分析 ☑︎¥33,000-(税込) 事前検査②:咬合診査 □¥33,000- (税込)
矯正後の保定装置 vivera®リテーナー(3セットでの提供) □¥88,000- (税込)
リテーナーを2回目以降作製する場合は¥33,000-(税込)
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みなさまも暑さに負けずご自愛くださいませ。