Blog・Newsスタッフや若い人たちに、今だから時間を大切にした新しい生き方を 〜行動経済学より〜
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なぜ人はすぐに行動を起こさないのでしょうか。
「やりなさい!!」
「分かっているって!!」
それぞれが利得性や意義を認めつつも、生産性は上がらず、目標や夢は遠のいていく。
それを解決するには、「行動経済学」関係の本がおすすめです。
少し初歩的なキーワードを書いてみます。
(写真イメージはやりとりをしているカワセミです)
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現在バイアスと先延ばし行動
現在バイアス「今は決めたくない、今はしたくない」と先延ばしにすること。
現状維持バイアス「まだ大丈夫」
やらなければいけないことと認識しつつ、先延ばしにしてしまうこと。
例えば夏休みの宿題をいつしたか、と聞くと、多くの人は夏休みの最後の方にしたと答えます。
ところが、いつやるつもりだったのかと質問すると、夏休みの前半にするつもりだったと答えるそうです。
よくある話ですが、これは上記の現状維持バイアスと現在バイアスをよく表現した話だと思います。
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では解決のためにはどうしたら良いのでしょうか。なかなか自分の気持ちだけでは解決できないものです。
自分の現在バイアスを自覚しており、予め制約をかけるようなコミットメント手段(確約・関与等)を用い、損失を防いでいる人を行動経済学的に賢明な人と呼ぶそうです。
具体的コミットメント手段には給与からの天引きで貯金、無駄遣いをする前に貯金したり、ダイエットのためにお菓子の買い置きをしない、などがあります。
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さて、大切なことは、昨今のコロナウィルスにまつわる、新しい生活様式をクリアし、これからの未来を築くことです。
これからの若い人たちに必要なこと、制約(コミットメント)は、
「自分にとって本当に欲しいものを見つめ直す」
「時間消費を見つめ直す」
また上に付随しますが、
「ネット依存をしない」などもあるでしょう。
情報過多な昨今ではファクトチェックが必要ですね。
無駄な情報に左右されず、普段から夢や目標を見据え、
それらを体現できる自分の状態(メンタル)にいかに持っていけるかが「鍵」。
せっかく日本中の医療従事者が心血を注いでコロナの蔓延を防ぎ、安心して暮らせる世の中を作ってくれている。
若い人たちはその恩恵を受けている、という認識を持つ
サンクコストとも言えるとも思いますが、
「せっかく自分もここまでしているのだから、もう少し踏み出そう」と向き合う意識を変える。
行動変容は関心を持つことから。ひとつひとつクリアして欲しいと感じています。
逃げるだけの甘えに手を貸すことはできませんが、大人たち・年長者も未来を支える覚悟を決めています。
若いスタッフ、若い世代たちは、なりたい自分になって欲しいと切に願います。