Blog・News医療法人 長崎玲瓏会 アキラデンタルオフィス Reboot
令和2年1月、当院は医療法人 長崎玲瓏(れいろう)会 アキラデンタルオフィス として再出発しました。
紹介で来てくださる人を何とか受け入れ、その患者さんにとって良い結果を出していきたいと思います。
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そのために必要なものは歯科医師、歯科衛生士のスキルアップやマネージメントです。
甚だ失礼な言い方ながら、経営ばかり気にして、患者さんを早く回転させる必要性はないのです。
そうではなく、確実に皆様が望む治療の形で終わらせていくこと、
患者さんがまな板の上の鯉のようにチェアの上に乗り、歯科医師や歯科衛生士にされるがままに「勝手に」治療をされ、
受付において遅出しジャンケンのような診療報酬の請求をされるのではなく、
患者さんと同意の上で治療を進め、共有できるゴールを目指していきます。
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毎月の院内ミーティングにおいては、患者さんの問診(医療面接)、コンサルティングについての考察を行います。
その上で、患者さんのゴールとしてどのようにするか、スタッフの一人一人が考えます。
当院はできるだけ歯周病治療においてもフラップ手術(FOP)などをしないようにしている歯科医院です。
これについてはFOPの手術の是非を論じているわけではなく、むしろそれ自体は必要なものと考えますが、
例えば、使用しているペリオスコピーというファイバースコープでポケット内を見ながら、
手術のような切開をせずに超音波スケーラー・メインテンスチップなどで歯周病の原因の一つである歯石を取っていきます。
(以前のブログをご参照ください)
これは人によっては、脳血管疾患など基礎疾患を抱えていて服薬の影響で出血が多くなったり、
糖尿病の傾向があり、手術による創傷面の治癒遅延、悪化が予想されること、
FOP手術が負担になる方や高齢者の方に対する配慮として、
このようなスキルやマネージメントとして当院の治療スタイルの一つとなりました。
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さて、「長崎玲瓏会」、どういう意味でしょうか。
なぜ「佐世保」と命名しなかったか?
ここ何年か考えていることの一つに「高齢化」「医療過疎」地域への対応、訪問対応などがあります。
これは長崎県歯科医師会に委員として参加していることから思い立ったことかも知れません。
歯科医療の背景を佐世保市のみならず、長崎県ということをベースに考えていきたいと考えています。
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そして「玲瓏(れいろう)」とは?
辞書から引用します。
① 金属・玉などがさえた美しい音で鳴るさま。また,玉を思わせる美しい声の形容。
「顔に似合はぬ―たる美音で演説を始めた」〈くれの廿八日•魯庵〉
② 玉のように美しく輝くさま。さえて鮮やかなさま。
「蜃中楼とは蜃(はまぐり)が吐出した気の中に―たる楼閣が…出現せるを申せし」〈蜃中楼•柳浪〉
医療法人名「長崎玲瓏会」という名前には
「長崎という地で美しく響く、輝く」という意味を込めています。
この長崎という地域で私たち(当院や歯科医師会)が行なっている歯科医療や医療介護連携が理想的に広がっていくことを意識して、
そしてこの医療法人は善意のある医療法人にしたい、と思っています。
まだまだ未熟な部分も多いのですが、これからも地域のために邁進したいと思います。
臨床経験も20年を超えましたが、新たに入り口に立った気持ちになっています。
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